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中国の倉庫爆発 執行猶予つきの死刑判決

2016年11月10日 2:19

 去年8月、中国・天津市の倉庫で起きた爆発事故で、倉庫を所有していた物流会社の会長に9日、執行猶予のついた死刑判決が言い渡された。

 この事故は去年8月、天津市の倉庫で大爆発が起き、65人が死亡、798人がケガをしたもので、中国政府の調査委員会は、化学物質が適正に保管されず、自然発火したことが原因と結論づけていた。

 国営の新華社通信などによると、天津市の第二中級人民法院などは9日、危険物質を違法に保管したなどとして、倉庫を所有する物流会社の会長に対し、執行猶予2年のついた死刑判決を言い渡し、そのほかの5人の担当者には無期懲役や、懲役15年の有罪判決を言い渡したという。

 今回、有罪判決を受けたのは、あわせて49人にのぼり、このうち天津市の職員25人に対しても、職務を怠ったなどとして、3年から7年の有期刑が言い渡されている。