トランプ氏勝利 メキシコ、フィリピン反応
アメリカ大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利したことを受けて、メキシコのペニャニエト大統領は良好な関係づくりを模索する考えを示した。また、フィリピンのドゥテルテ大統領もトランプ氏との関係構築に向け配慮を示した。
「国境に壁をつくる」と主張してきたトランプ氏だが、メキシコのペニャニエト大統領は9日、トランプ氏と電話で話し、近く会談することで合意した。「両国の新たな一章の始まりだ」と、良好な関係づくりを模索する考えを示した。
しかし、9日の外国為替市場ではメキシコ通貨のペソがドルに対して史上最安値を更新。トランプ氏の大統領就任でメキシコ経済への打撃が懸念されているものとみられる。
一方、過激な発言を繰り返し“フィリピンのトランプ”とも言われるドゥテルテ大統領は…
ドゥテルテ大統領「トランプ氏が大統領に決まったので(アメリカと)言い争いはしたくない。私たちはちょっとしたことで過激なことを言う点で似ている」
過激な発言を封印し、トランプ氏との関係構築に向け配慮を示した。