露プーチン大統領、国民向け新年のあいさつ
ロシアのプーチン大統領は31日、国民に向けた新年のあいさつで、「多くのことがうまくいっている」と2016年の国政運営の成果をアピールした。
プーチン大統領はあいさつの中で、「2016年は簡単な年ではなかった」としながらも、「多くのことがうまくいっている」と、自身の国政運営を振り返った。大統領の最新の支持率は84%で、2016年を通して80%台を維持した。
また、課題となっている経済分野でも、2016年の実質GDP(=国内総生産)の成長率の政府予測はマイナス0.5%と、前の年からマイナス幅が大きく縮小する見込みで、今年はプラスに転じるとしている。
こうした情勢を背景にプーチン大統領は2018年春の大統領選挙に向けて、政権基盤のさらなる強化に力を入れるものとみられる。