NATO加盟の国民投票 ウクライナが意向
ウクライナのポロシェンコ大統領が、NATO(=北大西洋条約機構)への加盟の是非を問う国民投票を実施する意向を示した。ロシアの反発が予想される。
これは2日、ドイツ紙のインタビューに答えたもの。ポロシェンコ大統領は、「4年前にNATO加盟に賛成した国民は16%だったが、現在は54%が賛成している」と話した上で、「国民の意見に従って投票を行う」と述べ、NATO加盟の是非を問う国民投票を実施する意向を示した。
クリミアの一方的な編入などをめぐって、ウクライナと激しく対立しているロシアは、NATOの東方への拡大を軍事的脅威として強く警戒している。
国民投票の実施についても反発することが予想されるほか、ウクライナ東部で続く政府と親ロシア派による紛争の激化も懸念される。