アメリカ・カリフォルニア州の大学で１日、トランプ大統領を支持するメディアへの抗議デモが暴徒化したことを受け、トランプ大統領はツイッターで、大学への政府資金拠出を停止する可能性を示唆した。

　カリフォルニア大学バークリー校では、１日夜、トランプ大統領を支持する保守系のニュースサイト「ブライトバート・ニュース」の編集者が講演を行う予定だった。しかし、講演に抗議するおよそ１５００人のデモ隊が構内で発煙筒を投げ込むなど暴徒化し、講演は中止された。

　この騒ぎを受け、トランプ大統領はツイッターに、「バークリー校が自由な言論を許さず、無実の人に暴力を振るうなら、国の資金は要らないのか？」と書き込み、補助金など政府資金の拠出停止を示唆した。

　「ブライトバート・ニュース」は、人種差別的な思想で知られ、講演を予定していた編集者もたびたび差別的発言を繰り返し、ツイッターの使用を禁じられている。