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トランプ米大統領 核兵器を増強の考え

2017年2月24日 11:04

 アメリカのトランプ大統領は23日、ロイター通信とのインタビューでアメリカの核兵器を増強する考えを示した。トランプ大統領が核兵器について発言したのは就任後、初めて。

 トランプ大統領「核がこの世界からなくなれば、すばらしいことだが、核を持つ国がいるのならアメリカはその頂点に立つ」

 トランプ大統領はこのように述べて、核兵器を増強する考えを示す一方、オバマ政権がロシアと結んだ核兵器の削減条約について「一方的な協定だ」と非難した。

 こうした発言は世界の核軍縮の流れに逆行するもので、波紋が広がることは必至。

 一方、北朝鮮の弾道ミサイル発射への対応として、日本と韓国に新たなミサイル防衛システムを配備すること以外にも様々な選択肢があるとの考えを示した。

 トランプ大統領「それ(ミサイル防衛システム)以上の話もしている」「(記者:例えば?)それ以上の話だ。いずれわかる」

 武力攻撃などを念頭においている可能性もある。

 一方で、金正恩委員長との直接会談の可能性について問われると、「否定しない」とした。また、「遅いかもしれない」とも答えている。