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トランプ大統領就任後初 米露首脳電話会談

2017年1月29日 8:26

 アメリカのトランプ大統領は就任後初めて、ロシアのプーチン大統領と電話で会談を行った。

 週末にもかかわらずトランプ大統領は精力的に動いている。安倍首相に加え、4か国の首脳と電話会談を行った。

 中でも注目されるのが、プーチン大統領との会談。ロシア側の発表によると、シリアの情勢や過激派組織「イスラム国」との戦い、北朝鮮情勢など幅広く話し合ったという。また、経済関係を回復させることの重要性とともに、首脳会談の時期と場所について検討していくことでも一致したとしている。

 トランプ大統領は27日の会見でもロシアとの関係改善に期待感を示していた。

 トランプ大統領(27日)「プーチン大統領とロシアについて、いいとも悪いともいえない。まだ彼のことをよく知らないからだ。良い関係を結べることを期待している」

 ただ、ロシアへの制裁緩和に踏み切るのかどうか、言及するのは時期尚早だと話している。

 さらに、トランプ大統領はドイツのメルケル首相とも会談し、ロシアとの関係について話し合った。また、ロシアに対応するヨーロッパの安全保障の要、NATO(=北大西洋条約機構)の重要性についても確認したという。

 一方、トランプ大統領は28日、就任後初めて国民向けのメッセージを発表した。

 トランプ大統領「この政権は、記録的な早さで新しいことに全力で取り組んでいる。今後もスピードと知性を持って働いていくし、アメリカ国民のために戦うことをやめない」

 自らの行動力を強くアピールしたが、強引ともいえる数々の大統領令に反発が広がっていることへは言及していない。

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