訴訟めぐりヘンリー王子の陳述書が公開「王室が盗聴の情報を隠蔽していた」
イギリス王室を離脱したヘンリー王子らが、電話を盗聴したなどとして地元メディアを提訴した訴訟をめぐり、28日、ヘンリー王子の陳述書が公開され、「王室側が盗聴に関する情報を隠蔽していた」などと述べました。
イギリス王室を離脱したヘンリー王子をめぐっては、歌手のエルトン・ジョンさんらとともに、電話を盗聴したなどとして、地元紙の「デイリー・メール」の発行元を提訴していました。
イギリスメディアによりますと、28日、ヘンリー王子らの陳述書が報道陣に公開され、ヘンリー王子は、「王室側が盗聴に関する情報を隠蔽していた」などと述べました。陳述書ではさらに、「イギリス国民がこの件の全容を知るべきであり、秘密を暴くことが私の義務であると感じている」としています。
訴訟をめぐっては、27日から予備審問が行われていますが、ヘンリー王子が2日連続で裁判所に姿を見せるなど注目されています。
「デイリー・メール」の発行元は、提訴された内容について全て否認しています。