イギリス王室を離脱したヘンリー王子は4日、自身の回顧録に関連する配信イベントに出席し「大麻がメンタルケアのために、とても役立った」と述べました。

イギリス王室を離脱したヘンリー王子は4日、ことし1月に出版した回顧録に関する配信イベントに出席し、トラウマに関する専門家で作家のガボール・マテ氏と対談しました。

ヘンリー王子は対談の中で「コカインは意味がなかったが、大麻はメンタルケアのために、とても役立った」と述べました。

ヘンリー王子は回顧録で、コカインなどの違法薬物を使用した経験があることを明らかにしたことで物議を醸していたことから、イギリスメディアが今回の発言を一斉に報じるなど、波紋が広がっています。

また、配信イベントでは、参加者からの質問にも応じ、回顧録の出版に対しての世間の反応について問われたヘンリー王子は「批判されればされるほど、もっと共有しないといけないと感じる」とした上で、自身の体験を共有することで「同じようなトラウマを持つ人たちの助けになりたい」と述べました。