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金正男氏殺害 逮捕の女「報酬は約1万円」

2017年2月26日 1:47

 北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、実行犯として逮捕されたインドネシア人の女が、報酬として日本円でおよそ1万円受け取ったと話していることがわかった。

 実行犯として逮捕されたインドネシア人のシティ アイシャ容疑者に、25日、インドネシア大使館の職員が初めて面会した。

 インドネシア大使館職員「シティ アイシャ氏は、男から400リンギット(約1万円)受け取ったと。(Q:液体が危険物と知っていた?)油のような、ベビーオイルのようなものと彼女は思っていた」

 シティ アイシャ容疑者は、日本円でおよそ1万円の報酬で、いたずら番組の出演に承諾したと話し、「犯罪に関わっているとは思わなかった」と訴えたという。

 依頼をしたのはジェームスとチャンという男で、日本人か朝鮮人のように見えたと話しているが、この2人がマレーシア警察の追っている容疑者らかどうかは不明。

 一方、警察が重要参考人として追っている北朝鮮大使館のヒョン・クァンソン二等書記官が、事件後の週末に、クアラルンプール市内のレストランを訪れていたことがわかった。他の客からも見える席で食事をしたが、他人の目を気にする様子はなかったという。

 韓国レストランのオーナー「深刻な雰囲気はなかった。どうしてこの敏感な時期に全然気にしていないのかと思った」

 マレーシア警察は、この二等書記官から事情を聞くため、北朝鮮大使館に協力を求めている。警察幹部は、事情聴取に応じない場合は、逮捕状を請求する考えを示している。