アメリカ・トランプ大統領の支持率が就任以来最低の３６％になった。「オバマケア」を廃止して別の制度に変える法案の取り下げが影響したとみられる。

　調査会社「ギャラップ」によると、今月２４日から２６日の調査でのトランプ大統領の支持率は３６％で、就任以来最低となった。２４日の法案取り下げ前の調査から５ポイントも低下し、トランプ大統領の政権運営能力に対する疑問が広がった形。

　一方、トランプ大統領は２８日、オバマ前大統領が推進した地球温暖化対策を全面的に見直すよう命じる大統領令に署名した。「雇用を奪う環境規制はなくす」と強調している。公約を実現する姿勢を改めてアピールし、政権の失速を食い止めたいとの思惑もあるとみられる。