アメリカのトランプ大統領は16日、ロシアのプーチン大統領とウクライナ情勢を話し合う会談について「近くあり得る」と述べました。

――プーチン大統領との会談は？

アメリカ トランプ大統領
「いつかは決まっていない。近くあり得るだろう。近いうちだろう、何が起きるか見てみよう」

トランプ大統領はまた停戦をめぐるロシアとの交渉にウクライナのゼレンスキー大統領も「関与するだろう」と述べました。米露の直接交渉をめぐりゼレンスキー大統領は「ウクライナ抜きの合意は受け入れない」と不快感を示していました。

一方、アメリカのブルームバーグは関係者の話としてトランプ政権がヨーロッパの当局者に対しキリスト教の復活祭にあたる4月20日までに停戦を実現したいという意向を伝えていたと報じました。

こうした中、ウクライナ軍はロシア軍の攻撃が15日の24時間でことし最多の261回にのぼったと明らかにしました。停戦に向けた交渉に有利な立場で臨むためロシアが攻勢を強めているとの見方も出ています。