×

短距離弾道ミサイル多連装ロケット砲両方か

2017年8月26日 17:59

 北朝鮮は26日朝、日本海に向けて複数の短距離ミサイルを発射した。アメリカ太平洋軍は短距離弾道ミサイルとしているが、韓国大統領府は多連装ロケット砲だと推定している。

 アメリカ太平洋軍の初期段階の分析によると北朝鮮は、日本時間の26日午前6時49分から30分間に、東部の江原道・旗対嶺から3発の短距離弾道ミサイルを発射した。そのうち、1発は発射直後に爆発したものの、2発は北東に約250キロ飛んだとしている。さらに国防総省の高官はNNNの取材に対して、グアムに脅威を与えるものではないとの見方を示した。

 一方、韓国大統領府は飛翔体(ひしょうたい)は日本海に向けて複数発射され、300ミリ多連装ロケット砲の改良型と推定されると発表した。大統領府はNSC(=国家安全保障会議)を開き、31日まで予定されている米韓合同軍事演習を「徹底的に行う」と確認した。

 一方、日本政府関係者は発射されたのは、「短距離弾道ミサイル」と「多連装ロケット砲」の両方ではないかとの見方を示している。その上で、ロケット砲については250キロ余り飛行したのであれば新型を開発した可能性があることを示唆した。