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中国共産党大会きょう閉幕 注目の党規約は

2017年10月24日 13:11

 中国・習近平国家主席の2期目の新指導部人事などが話し合われる中国共産党大会が党規約の改正案を採択して24日、閉幕する。

 毛沢東主席のような別格の指導者を目指す習主席。権威を高めるためのステップの一端が24日の閉幕後に明らかになる。

 1週間にわたった党大会最終日の24日、党の最高規則である党規約の改正案が採択され、習主席の指導理念が党規約に盛り込まれる。

 初日の演説で明らかにした「新時代の中国の特色ある社会主義思想」、これに習主席の名前をつけて党規約に盛り込まれるとみられる。「毛沢東思想」や「トウ小平理論」のように名前をつけることで同格の指導者だと印象づける狙いがあるとみられる。

 24日午前中には、今後の5年間、党を率いる幹部約200人の中央委員を選ぶ投票が行われ、この中から政治局員、そして、7人の最高指導部の常務委員が25日、正式に選ばれる。

 今回、習主席の側近の多くが政治局員に昇格するほか、常務委員も習主席と関係の深い人物が多数を占めるとみられ、権力中枢の勢力図が習近平派に塗り替えられる見通し。

★トウ小平の「トウ」は「登」におおざと