ハメネイ師“敵対勢力がデモを仕掛けた”
中東・イランで反政府デモが広がる中、最高指導者・ハメネイ師が2日、この問題に初めて言及し、今回のデモは敵対勢力が仕掛けたとの見方を示した。
イランでは物価の高騰などを背景に、連日、各地で反政府デモが相次いでいて、ハメネイ師の退任を求めるなど異例の体制批判も出ている。
こうした中、ハメネイ師が2日、この問題に初めて言及。「イランの敵は金や政治など様々な道具で問題を引き起こそうとしてきた」と述べ、反政府デモは敵対勢力が仕掛けたとの見方を示した。ただ、敵対勢力が誰を指すのかは明らかにしていない。
ロイター通信によると、一連のデモでは少なくとも21人が死亡、首都・テヘランだけで450人以上が拘束されている。