アメリカのトランプ大統領は１７日、自らが考案した「フェイクニュース大賞」を発表した。報道機関を挑発する姿勢に、批判が高まりそうだ。

トランプ大統領はツイッターで「２０１７年は不公平で正真正銘の偽ニュースの年だった」と強調。１１件のニュースが「フェイクニュース大賞」を受賞したと発表した。

ニューヨークタイムズは、大統領選でトランプ大統領が勝利した時に「経済は回復しない」と主張したことを理由にし、ＣＮＮテレビは、日本訪問時のコイのえさやりのニュースで「えさをやりすぎているように映像を編集した」として、「このやり方は安倍首相が教えてくれたものだ」と反論している。

また、最後にロシア疑惑そのものがフェイクニュースで、共謀はないと強調している。

一方、ニュース専門チャンネルはこの発表をほぼ報じておらず、抗議の意思を表している可能性もある。メディアを挑発しけん制するトランプ大統領の姿勢に批判が高まりそうだ。