中国は１８日、去年のＧＤＰ（＝国内総生産）を発表し、伸び率は前の年と比べ６．９％のプラスで、７年ぶりに前年の成長率を上回った。

中国国家統計局が発表した２０１７年のＧＤＰ（＝国内総生産）の実質成長率は、前の年と比べて６．９％のプラスだった。政府の目標である６．５％前後を超え、鈍化が続いていた中で、中国経済が７年ぶりに前年の成長率を上回った。

去年は、５年に１回の中国共産党大会が開かれ、習近平指導部は安定した経済運営をアピールするため、公共投資など、政府による大規模な景気の下支えを行ったことが影響したものとみられる。

国家統計局は「予想を超えた」としながらも、今後について「引き続き、中国経済には向かい合うべき困難と挑戦がある」としている。