今月１６日に東シナ海で北朝鮮籍の船に石油などを違法に積み替えた疑いのある国籍不明の船について、中国が調査をしていることを明らかにした。

防衛省は今月１６日、東シナ海の公海上で、船体に中国語が書かれた国籍不明の船が北朝鮮籍の船に横づけしているのを確認した。国連の制裁決議で禁止された石油などの積み替え、いわゆる「瀬取り」を行っていたとみられている。

これについて、中国外務省の報道官は２２日の会見で、中国は北朝鮮に対する制裁決議を厳格に実行していると強調した上で、「事態を重くみており、現在、調査をしている」と明らかにした。

また、制裁決議に違反する行為があった場合には、「中国の法律にのっとって厳正に処分する」としている。