マウイ島山火事 犠牲者の遺族が「避難対策を怠った」などとして地元当局に損害賠償を求め提訴
先月8日に発生したハワイ・マウイ島の山火事で、犠牲者の遺族が「郡や州などが避難対策を怠った」などとして、損害賠償を求める訴えを起こしました。
マウイ島で先月8日に発生した山火事では、これまでに115人の死亡が確認されています。
アメリカメディアによりますと、この火事で犠牲となった女性の遺族は4日、マウイ郡やハワイ州などを相手取り、損害賠償を求める訴えを起こしました。避難勧告を十分しなかったことや、避難経路が計画できていなかったことなどが、今回の被害につながったと主張しています。
郡は先月、サイレンを鳴らさなかったことについて、津波の避難でも使われるサイレンを鳴らしていれば、「住民は火の方向に向かったかもしれない」などと説明していました。今回の山火事で、遺族が郡や州など地元当局を訴えるのは初めてだということです。