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パリ5人死傷 容疑者“危険人物”でマーク

2018年5月14日 17:06

フランス・パリで、刃物を持った男が通行人を襲い5人が死傷した事件で、地元メディアは容疑者の男について、危険人物として以前から捜査当局にマークされていたと伝えている。

フランスメディアなどによると、警察に射殺されたのはロシア・チェチェン共和国出身のハムザット・アジモフ容疑者。2010年にフランス国籍を取得し、事件の1年前から家族と共にパリ市内に住んでいたという。アジモフ容疑者は、過去にシリアに渡航した知人女性と連絡を取っていたことから、フランス当局から事情聴取を受けるなど、危険人物としてマークされていたと報じている。

この事件に対し、チェチェン共和国のカディロフ首長は、容疑者はフランスで育ったとして「すべての責任はフランス側にある」と主張している。