プーチン氏、TVで国民と対話 成果を強調
ロシアのプーチン大統領が7日、毎年恒例のテレビを通じた国民との直接対話を行った。通算4期目の大統領就任後、初めてとなる開催で、経済や外交政策の成果を強調した。
対話は4時間半近くに及び、その様子はロシア全土に生中継された。プーチン大統領はこの中で、国民所得の上昇などを挙げ、「いい方向に進んでいる」と経済政策の成果を強調した。また、外交面では、クリミア半島の編入などで欧米の制裁が続く中でも、「多くの国でロシアとの正常な関係をつくる必要があるとの声が出ている」と述べた。
今回の対話には、初めて、閣僚や地方政府の首脳を参加させ、国民から苦情を受けると、その場で対策を求めた。先月、大統領として通算4期目に突入し、課題に取り組む姿勢や指導力を国民にアピールする狙いがあるとみられる。