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米朝両首脳シンガポール入り 現地から中継

2018年6月11日 0:55

史上初となる米朝首脳会談を12日に控え、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が共にシンガポールに入った。現地から井上記者が伝える。

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現在、現地時間の24時前だが、トランプ大統領が宿泊しているホテルの周囲は厳重な警戒態勢が敷かれている。

トランプ大統領は、日本時間の10日午後9時半前にシンガポール軍の空港に到着した。ホワイトハウスによると、機内では首脳会談の打ち合わせなど、準備をしていたという。記者団には一言だけ意気込みを語った。

トランプ大統領「(会談への意気込みは?成功する?)とてもいいね」

その後、車でホテルへと移動。11日はシンガポールのリー・シェンロン首相と会談する予定。

一方、金委員長は10日午後、シンガポールに到着した。その後、大統領官邸に移動し、リー・シェンロン首相と会談している。

金正恩委員長「米朝首脳会談のために、とても素晴らしい条件と便宜を提供してくださって、私たちにはなんの不便もない状況です。米朝の会談が成功したら、シンガポール政府の努力が歴史に永遠に記録されると考えます」

ホワイトハウスによると、会談前日となる11日も米朝の実務者協議が行われ、首脳会談に向けた詰めの作業が行われる。

アメリカのメディア「ブルームバーグ」は、アメリカ当局者の話として、首脳会談冒頭の短い時間、2人きりで話し合うことも検討されていると伝えている。

また、「ウォール・ストリート・ジャーナル」は関係者の話として、金委員長は会談当日の日本時間午後3時に、トランプ大統領は翌日13日の朝にシンガポールを離れる予定だと伝えている。

歴史的な会談まであと33時間だ。