イエメンで大規模軍事作戦 物資搬入拠点で
内戦が続く中東・イエメンで13日、人道支援物資の搬入拠点となっている街で、大規模な軍事作戦が始まった。世界最悪と言われる人道危機がさらに深刻化する恐れがある。
イエメンでは、ハディ大統領側と、イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」が戦闘を続け、内戦が泥沼化している。
ロイター通信などによると、大統領側を支援するサウジアラビア主導の連合軍が13日、「フーシ派」が支配する西部のホデイダで、大規模な軍事作戦を開始した。
イエメンでは内戦によって、およそ840万人が飢餓に苦しみ、国連などが支援物資を搬入している。
軍事作戦が始まったホデイダはその拠点で、今後、支援物資が滞れば、世界最悪と言われる人道危機がさらに深刻化する恐れがある。