×

米、各国にイラン産原油輸入完全停止求める

2018年6月27日 8:54

イランへの経済制裁を復活させるアメリカのトランプ政権が、日本など各国に、11月までにイラン産の原油の輸入を完全に停止するよう求めていることが分かった。

トランプ大統領は先月、イラン核合意から離脱し、経済制裁を復活させると表明している。26日、電話会見を開いた国務省高官によると、トランプ政権はすでに日本を含む同盟国に対し、11月4日までにイラン産の原油の輸入を完全に停止するよう要請したという。

また、この高官は「例外はない」と述べ、要請に応じない国への制裁発動をちらつかせた。

日本にとってイランは第6位の原油輸入先で、全体の5%あまりを輸入し、エネルギー政策上重要な国のひとつ。国務省高官は「日本にとっても難しい課題だ」と指摘する一方、「彼らはトランプ政権が冗談を言っているのではないと理解していると思う」と強調した。