北朝鮮の金正恩委員長の提案をきっかけに開催が決まった南北のバスケットボール大会に参加するため、韓国の政府代表団や選手団が、３日、開催地の平壌に入った。

韓国の政府代表団や選手団など１０１人は、３日午前、ソウル近郊の空港から軍の輸送機で出発し、平壌に到着した。平壌では、４日から２日間、南北対抗の親善試合などを行うバスケットボール大会が１５年ぶりに開かれる。

今回の大会は、バスケットボールの愛好家として知られる金委員長が、４月の南北首脳会談で、バスケットボールでの交流を提案したことをきっかけに開催が決まったもので、金委員長が自ら観戦に訪れる可能性がある。

南北は今月以降、将来的な鉄道の連結に向けた共同調査や、朝鮮戦争で生き別れた離散家族の再会事業など、幅広い分野での交流を進めることにしていて、融和ムードが一層高まりそうだ。