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中国人権派弁護士拘束 妻「生死わからず」

2018年7月9日 14:26

中国で人権派弁護士らが一斉に拘束された事件から9日で3年になる。今も身柄拘束が続く弁護士の妻は「夫の生死さえわからない」と訴えた。

この事件は、3年前の7月9日前後に、中国各地で人権派の弁護士や人権活動家らが当局に一斉に身柄を拘束されたもの。その中で、王全璋弁護士はいまだ家族との面会さえ許されておらず、王弁護士の妻は8日、NNNの取材に対し次のように話した。

王弁護士の妻、李文足さん「夫が捕まってからどこにいるのか、生死さえわかりません。子供に『お父さんは死んだの?』と聞かれますが答えられません」

香港の人権団体のまとめによると一連の事件で、国家政権転覆扇動罪などの罪に問われたのは14人、逮捕や出国禁止などの措置をとられたのは321人にのぼる。

一方、すでに保釈された弁護士らも弁護士登録を抹消されるなど、習近平指導部は党の意に沿わない活動を徹底的に封じ込める構えを続けている。