米露“関係改善”へ 日本はどう向き合う?
16日に行われたアメリカとロシアの首脳会談で両国の関係改善が確認されたことを受け、17日夜の「深層NEWS」では、外交問題の専門家が今後、日本は米露両国とどう向き合っていくかを議論した。
上智大学・前嶋和弘教授「安倍政権がやっていることは、ロシアとも仲良くして、トランプさんともプーチンさんとも話せる役割ということが、うまくロシアと付き合うことによって、場合によっては(北朝鮮との会談を)仲介してもらうこともありという形で、アメリカとロシアの間、もちろんアメリカ寄りではあるが、ロシアとも話せる関係が日本なのかなと思う」
未来工学研究所・小泉悠特別研究員「現在、起こっている程度・レベルの米露関係改善で、日露関係に何か波及してくるほどの影響力があるかというと、そうではないと思う」
ロシア研究が専門の小泉氏はまた、朝鮮半島問題では、ロシアがどこまで問題解決する力を持っているかどうかを見極めて、向き合う必要があると指摘した。