ギリシャ大規模山火事「放火の可能性高い」
ギリシャで今週発生した大規模な山火事について、ギリシャ政府は26日、出火原因は猛暑ではなく放火の可能性が高いとの見方を示した。
山火事は今月23日、アテネ周辺の2か所で発生し、ロイター通信によると、少なくとも83人が死亡し、数十人が行方不明となっている。
発生当初は猛暑と乾燥が原因とみられていたが、ギリシャ政府の閣僚は26日、会見で「放火に関連する犯罪行為を示す重大な証拠があった」と述べ、放火が原因である可能性が高いとの見方を示した。当局が火災現場の衛星写真を分析した結果、短時間のうちに複数箇所で火が放たれた可能性が示されたという。
AP通信によると、ギリシャでは人口密集地の近くで土地開発を進めるために、放火による山火事がたびたび起きているという。