中国で7日から、全国統一の大学入学試験が始まりました。ことしの受験生は過去最多となり、学歴重視の傾向が強い中国で、し烈な競争が繰り広げられます。

中国全土で7日から始まったことしの全国統一の大学入試では、過去最多のおよそ1342万人が受験します。

北京市内の受験会場では、午前7時半すぎから続々と受験生が集まり、保護者や教員がエールを送りました。

受験生の母親「頑張れ、行ってらっしゃい!」
受験生「感激だ、ついに試験の日を迎えました。早く終わってほしいです」
受験生「緊張しているけど、3年間準備してきたからなんとかなると思う」
受験生の母親「娘より緊張しています」

会場近くでは、受験生の母親が必勝祈願のため、縁起がいいとされるチャイナドレスで応援する姿もありました。

学歴重視の傾向が強い中国ですが、ことし4月の都市部の若者の失業率は14.7％と就職難が続いていて、高学歴を目指す、し烈な戦いが繰り広げられます。