米・コロンビア大に警察突入、学生らを排除 イスラエルへの抗議デモ拡大
アメリカ各地の大学でイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するデモが拡大する中、ニューヨーク市警は、大学の建物を占拠した学生の排除をはじめました。現地から中継です。
ニューヨークのコロンビア大学の前です。夜になっても非常に多くの学生が集まりイスラエルへの抗議活動が続いています。そのすぐ前にヘルメットをかぶった警察官がずらっと並んでいて、デモ隊とのにらみ合いが続いています。つい1時間ほど前に画面奥にある建物に警察が突入し、中を占拠していた学生らを次々と拘束しているという状況です。
アメリカ各地の大学でイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するデモが拡大する中、ニューヨークのコロンビア大学では、学生らが日本時間先月30日から1960年代に学生運動の舞台となった建物に侵入し、入り口をふさぐなどして占拠していました。
大学側は、「手に負えない状況だ」として建物を占拠した学生を退学処分にすると発表していました。
コロンビア大学は先ほど「ビルを占拠したグループはコロンビア大学とは無関係の人物が率いていると考えている」との声明を発表しました。
全米の大学に拡大している一連のデモによる逮捕者は、1000人以上に上っています。