アメリカの有力紙は22日、ロシアに派遣された北朝鮮兵の3分の1が死傷し、今後2か月以内に増援が派遣されるとの見方を報じました。

アメリカのニューヨーク・タイムズは22日、ロシア西部クルスク州に派遣された北朝鮮兵1万1000人のうち、3分の1がウクライナ軍との戦闘で死傷したと伝えました。

北朝鮮兵は40人以上の部隊で地雷や激しい砲火をいとわず前進し、損害が出ても、部隊の再編成や撤退はしないということです。

アメリカ政府高官の話として、北朝鮮が2か月以内に増援を送るとの見方も伝えています。

またイギリスBBCによりますと、北朝鮮兵の戦死者数はおよそ1000人に上るということです。

アメリカの戦争研究所は今月16日、北朝鮮兵の死傷者数がこのままのペースで増え続けた場合、今年4月には派遣された全ての兵士が死傷すると分析しています。