“沈没船に金塊”投資詐欺で家宅捜索 韓国
韓国の鬱陵島沖で発見されたロシアの沈没船をめぐる投資詐欺疑惑で、韓国の警察は7日、沈没船を発見した会社に対し、家宅捜索を行った。
家宅捜索を受けているのは、ロシアの沈没船「ドンスコイ」を発見したシニル海洋技術のソウル市内の本社など8か所。
シニル海洋技術は先月、113年前に沈没したロシア帝国の軍艦「ドンスコイ」を発見したと発表。「15兆円相当の金塊が積まれていた」と宣伝し、投資資金を集めていたが、専門家などから本当に金塊があるのか疑問の声があがると、一転して「金塊は確認されていない」と謝罪していた。
聯合ニュースによると、警察は、ベトナムに滞在しているシニルグループの実質的経営者を国際手配して行方を追っているという。
警察は、今後、押収した資料を分析すると共に、関係者からも話を聞き、疑惑の全容解明を進める方針。