今週予定されていたアメリカのポンペオ国務長官の北朝鮮訪問が中止になったことについて、アメリカの有力紙は、北朝鮮の高官から「攻撃的」な内容の書簡を受け取ったためだと報じた。

「ワシトンポスト」の電子版が２人の政府高官の話として報じたところによると、２３日に訪朝を発表したポンペオ国務長官は、翌朝、金正恩委員長の側近である金英哲統一戦線部長から「攻撃的」な内容の書簡を受け取ったという。

その後、ポンペオ長官は書簡をトランプ大統領に見せ、２人は訪朝しても成功の可能性が高くないと判断、中止を決めたと伝えている。

書簡の具体的な内容はわかっていないが、北朝鮮はこれまで、朝鮮戦争の終戦宣言を行わなければ非核化は進展しないと主張している。