紛争が続いているウクライナ東部の飲食店で先月３１日、爆発があり、ウクライナ政府と対立する親ロシア派武装勢力の指導者が死亡した。

ロシアメディアによると、ウクライナ東部の都市・ドネツクのカフェで、先月３１日午後、爆発があった。この爆発で、ドネツクを実効支配する親ロシア派の武装勢力「ドネツク人民共和国」の指導者、ザハルチェンコ氏が死亡したという。

インタファクス通信は、地元当局が複数の容疑者を拘束したと伝えている。

ロシア系住民が多いウクライナ東部は、親ロシア派武装勢力が実効支配していて、ウクライナ政府との間で対立が続いている。最近、大規模な武力衝突は起きていなかったが、来年３月にウクライナの大統領選挙を控え、対立の激化が懸念されていた。