スウェーデン総選挙 極右政党が支持伸ばす
北欧のスウェーデンで9日、総選挙が行われ、反移民を掲げ、ネオナチにルーツを持つとされる極右政党が支持を伸ばした。
スウェーデン総選挙の開票はほぼ終了し、社会民主労働党率いる与党の中道左派勢力と野党の中道右派勢力が得票率およそ40パーセントできっ抗しており、いずれも過半数には達しなかった。
一方、ネオナチにルーツを持つとされ、反移民を掲げる極右政党スウェーデン民主党は17.6パーセントを獲得。第3党にとどまったものの、前回より5ポイント近く支持を伸ばした。
今後、各党は連立協議を進めることになるが、移民や難民の受け入れに寛容な姿勢で知られるスウェーデンでも極右政党が支持を伸ばしたことで、ヨーロッパ全体の右傾化が改めて裏付けられる形となった。