金正恩委員長、文大統領に猟犬2頭贈る
北朝鮮の金正恩委員長から韓国の文在寅大統領に北朝鮮の天然記念物の猟犬2頭が贈られた。南北の融和をアピールする狙いがあるとみられる。
金委員長から贈られてきたのは、北朝鮮で天然記念物に指定されている狩猟犬の豊山犬、雄と雌あわせて2頭で、韓国の大統領府が写真を公開した。
9月、平壌で行われた南北首脳会談の際に、金委員長が文大統領夫妻にこの犬の写真を見せ、プレゼントすると約束し、実際に贈ってきたもので、今後は大統領官邸で飼われるという。
北朝鮮では、狩りで虎を見つけた豊山犬が、主人が駆けつけるまで勇敢に闘い続けたとの言い伝えがあり、2000年に初めて南北首脳会談が開かれた際にも、金正日総書記から金大中大統領に雄雌1組が贈られている。
北朝鮮としては、天然記念物の犬のプレゼントを通じて、南北融和をアピールする狙いがあるとみられる。