インドネシア大地震 死者840人超に
インドネシア中部スラウェシ島で大地震と津波が発生してから1日で4日目。死者が844人にのぼるなど、被害が広がっている。
スラウェシ島では、先月28日、マグニチュード7.5の大地震が発生し、複数の都市を津波が襲った。津波の高さは6メートルに達していたとの情報もある。
インドネシア政府によると、これまでに844人が死亡したという。
被災地では1日夜、生存率が下がるとされる災害の発生から72時間を迎えるが、道路や通信が寸断され、救助活動は難航している。多くの人が倒壊した建物の下敷きになっているとみられ、犠牲者は増える可能性がある。
1万7000人以上が避難生活を余儀なくされているが、水や食料などの物資が不足し、AP通信によると店舗などで略奪も起きているという。