フジモリ元大統領の長女、釈放決定 ペルー
南米・ペルーのフジモリ元大統領の長女・ケイコ容疑者がマネーロンダリング(=資金洗浄)の疑いで逮捕された事件で、裁判所は17日、ケイコ容疑者を釈放する決定を下した。
地元メディアなどによると、ケイコ容疑者はペルーの最大野党の党首で、2011年の大統領選挙の際、ブラジルの建設会社から違法献金を受け取った疑いが持たれている。今月10日、裁判所が「逃亡の恐れ」などを理由に身柄の拘束を認め、ケイコ容疑者は施設で拘束されていたが、「政治的な迫害だ」などと批判し、異議を申し立てていた。
これを受け、裁判所は17日、別の裁判官が検討した結果、「拘束に法的な根拠がない」として、ケイコ容疑者を釈放する決定を下した。決定後、ケイコ容疑者はすぐに釈放されたが、検察当局による捜査は継続されるという。