中東でイスラエルとパレスチナ側の戦闘が激しさを増し、緊張が高まっているが、イスラム原理主義組織ハマスは１２日、イスラエル軍のバスをミサイル攻撃で爆破する瞬間の映像を公開した。

イスラエル南部のパレスチナ自治区・ガザ地区との境界近くでゆっくりと走っているバスが突如爆発した。ＡＰ通信などによるとハマスはイスラエル軍のバスを対戦車ミサイルで爆破したと主張している。この攻撃で１９歳の兵士１人が重体だという。

ハマスなどは１２日、ガザ地区からイスラエルに向け、ロケット弾約３００発を発射。１人が死亡、５０人以上がケガをした。これに対し、イスラエル軍も報復攻撃を行い、少なくとも３人が死亡するなど、戦闘は激しさを増している。