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ロシア 択捉島と国後島に軍人用住宅を建設

2018年12月18日 11:23

北方領土での軍備の強化を進めるロシア国防省は17日、択捉島と国後島で、軍人用の新たな住宅が完成したと発表した。日本をけん制する狙いがあるとみられる。

ロシア国防省によると、国後島と択捉島で、軍人用の新たな集合住宅が完成し、今月中に188世帯が入居するという。また、さらに住宅を準備し、来年の運用開始を目指すとしている。

こうした中、ロシアのラブロフ外相は、北方領土はロシア領だと強調し、平和条約締結の交渉が本格化するのを前に、日本をけん制した。

ロシア・ラブロフ外相「ロシアが日ソ共同宣言を基礎にというときは、日本が第二次世界大戦の結果を無条件に受け入れることを意味する。日本の立場が変わらなければ、何も進まない」

ラブロフ外相はこのように述べて、大戦の結果、北方領土がロシア領になったことを日本が認めるべきだと強調した。