×

就任後初 トランプ大統領がイラク電撃訪問

2018年12月27日 9:09

アメリカのトランプ大統領が26日、中東のイラクを電撃訪問した。大統領就任後、戦闘地域を訪れるのは初めて。

同行記者団などによると、トランプ大統領は26日、メラニア夫人と共にイラクを訪問した。駐留するアメリカ軍兵士を激励などし、3時間ほど滞在したという。事前の発表はなかった。

トランプ大統領が戦闘地域のアメリカ軍部隊を視察するのは、就任後、初めて。大統領は同行記者団に対し、シリアからのアメリカ軍撤退の意義を改めて説明する一方、イラクについては「撤退の計画は全くない」と強調。「シリアで何かする場合は、イラクを拠点として使える」と指摘した。

今回の訪問には、シリアからの撤退により中東地域でアメリカの存在感が低下するとの批判をかわす狙いもあるとみられる。