アメリカで政府機関の一部閉鎖が続く中、議会では閉鎖解除に向けた協議が行われたが、事態打開の糸口は見つからず、解除は年明けにずれ込む公算が大きくなった。

アメリカでは、新たな予算案を可決できないことから今月２２日以降、政府機関の一部閉鎖が続いている。こうした中、上下両院で２７日、協議が行われたが、閉鎖の解除に向けた具体的な措置はとられないまま、数分で終了した。

協議は３１日に再開されるが、閉鎖解除は年明けにずれ込む公算が大きくなった。

新たな予算をめぐっては、メキシコ国境沿いの壁の建設費用を盛り込むよう、強く求めるトランプ大統領と、これに反対する野党・民主党の対立が続いていて、大統領は、この日もツイッターで民主党を非難する投稿を連発。一歩も譲らない構えを示していて、閉鎖は長期化する懸念が強まっている。