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金正恩委員長 親書でソウル訪問へ強い意志

2018年12月30日 20:04

北朝鮮の金正恩委員長が、30日、韓国の文在寅大統領宛てに親書を送り、ソウル訪問への強い意志を示した。

韓国大統領府によると、金委員長からの親書はA4用紙で2枚ほどで、30日午後、送られてきた。

親書は「平壌での再会が、きのうのことのようです」などの書き出しで始まり、ことし3度の南北首脳会談で長年にわたる敵対関係を越え、戦争の恐怖から抜け出せたなどと成果を強調。来年も朝鮮半島の平和と繁栄のために共に進んでいこうといった内容が書かれていたという。

また、9月の首脳会談で合意していたソウル訪問が年内に実現できなかったことが惜しまれるとした上で、今後のソウル訪問に強い意志を示したという。

北朝鮮としては、非核化をめぐるアメリカとの協議がこう着する中、来年も韓国を自らの側に引き寄せておこうという思惑があるとみられる。

親書を受け、文大統領は、「金委員長の気持ちが非常にうれしい。真心を持って互いに会うなら、成し遂げられないことはない」などとコメントしている。

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