バングラデシュ 与党が圧倒的な勝利確実か
バングラデシュで30日に行われた総選挙で、地元の主要メディアは、ハシナ首相率いる与党が圧倒的な勝利を確実にしたと報じた。
バングラデシュの総選挙は開票作業が続いているが、地元の複数の主要メディアは、3期目を目指すハシナ首相率いる与党・アワミ連盟が、小選挙区300議席のうち3分の2以上の議席を獲得し、圧倒的な勝利を確実にしたと報じた。
今回の選挙で与党は、高い経済成長を実現しているハシナ政権の実績をアピールし、政権の継続を訴えた。
一方、野党のバングラデシュ民族主義党などは、多数の政治家や活動家が拘束されるなど弾圧が行われたと政権側を批判。選挙後には不正が行われたとして再選挙を求める声明を出した。
当日は、暴動などの混乱に備えて軍や警察など約60万人が動員されたが、与野党それぞれの支持者が衝突するなどして17人が死亡している。