新日鉄住金の資産差し押さえを申し立て
韓国最高裁が新日鉄住金に対し賠償を命じたいわゆる元徴用工訴訟で、原告側は2日、新日鉄住金の韓国内での資産差し押さえの申し立てを行ったことを明らかにした。
去年10月の韓国最高裁の賠償命令を受け、原告側弁護団は新日鉄住金に対し、先月24日までに賠償方法などに関する協議に応じるよう要請していた。原告側の発表によると、この要請に回答がなかったため、先月31日、新日鉄住金が韓国国内に保有する企業の株式について、裁判所に差し押さえの申し立てを行ったという。
原告側は「新日鉄住金が一日も早く協議に応じることをもう一度促す」としている。