「ファーウェイ」を捜査“企業秘密”窃盗か
中国の通信機器最大手「ファーウェイ」が、アメリカ企業から企業秘密を盗んだ疑いがあるとして、連邦検察が捜査していると、アメリカメディアが報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国の通信機器最大手「ファーウェイ」が、アメリカの携帯電話大手「Tモバイル」から企業秘密を盗んだ疑いがあるとして、連邦検察が捜査に乗り出し、近く起訴する可能性があるという。
捜査のきっかけとなったのは、2014年にTモバイルが起こした民事裁判で、取引先だったファーウェイの社員がロボットなどに関するTモバイルの企業秘密を盗んだと訴え、ファーウェイはおよそ480万ドルの賠償金の支払いを命じられていた。
ファーウェイをめぐっては、経営幹部がアメリカの要請で、カナダ国内で逮捕され、中国側が反発しているが、今回の捜査の進展によっては、米中関係の新たな火種となる可能性がある。