中国・3年超勾留の人権派弁護士に実刑判決
中国で2015年に弁護士が一斉に拘束された事件で、3年以上も勾留されている人権派の弁護士に対して、国家政権転覆罪で実刑判決が言い渡された。
判決が言い渡されたのは、中国で違法とされる宗教の信者の弁護を引き受けるなど、人権派として知られる王全璋弁護士。
去年末に非公開で初公判が開かれ、28日に王弁護士に国家政権転覆罪で4年6か月の実刑判決が言い渡された。
中国当局は、2015年7月に人権派弁護士の一斉摘発に乗り出し、王弁護士だけが3年以上勾留されていた。
妻・李文足さん「強制的に彼を裁き罪を決めつけた。結果に対して納得できないし、認められない。家族が会える時期が一年以上延びたことになる」
国際社会も人権抑圧として強い懸念を示す中、中国当局は国内メディアに判決の報道を控えるよう指示し、情報統制を敷いている。