白昼堂々と絵画盗難 一部始終カメラに 露
ロシア・モスクワの美術館で27日、展示中の絵画が盗まれる事件があった。多くの入館者がいるなか、平然と絵画を盗み出す一部始終がカメラにおさめられていた。
事件が起きたのは、モスクワの中心部にある「トレチャコフ美術館」。美術館の防犯カメラには、男が多くの入館者がいるなか、展示中の絵に近づき、壁から絵を外して持ち去る様子が映っていた。
その後、ロシア内務省は窃盗の疑いで31歳の男を拘束したと発表。盗まれた絵画も無事、発見されたという。
盗まれたのは、ロシア人画家・クインジの風景画で、ロシアメディアは、およそ2000万円の保険がかけられていたと伝えている。
あまりの堂々とした犯行に、周りの人は男を美術館の関係者だと思ったと話しているという。