武田薬品グループ会社に賠償金170億円
日本の大手製薬会社・武田薬品工業のグループ会社が、血友病治療薬に関する特許を侵害したとして、アメリカの裁判所の陪審が賠償金およそ170億円の支払いを命じる評決を下した。
アメリカ・デラウェア州の連邦地裁の陪審は4日、武田薬品のグループ会社「バクスアルタ」に対し、ドイツの製薬会社「バイエル」の血友病治療薬に関する特許を侵害したとして、およそ1億5500万ドル、日本円で170億円余りの賠償金の支払いを命じる評決を下した。
武田薬品は、先月、アイルランドの製薬会社「シャイアー」をおよそ6兆円で買収し、シャイアー子会社の「バクスアルタ」も傘下に収めていた。
武田薬品は、「今回の評決は残念だ。今後は、あらゆる法的手段を検討していく」としている。