街にホッキョクグマ50頭超…非常事態 露
北極海にあるロシアの島で、50頭以上のホッキョクグマが住宅街に侵入し、地元政府が非常事態宣言を出す事態となっている。
アパートの廊下に姿を見せたのは、巨大なホッキョクグマ。しばらく、あたりを物色すると外に出ていった。
北極海にあるロシアのノーバヤゼムリャ列島の住宅街には、去年12月から多くのホッキョクグマが出没し、住宅などの中にまで侵入する事態となっている。
地元政府によると、これまでに合わせて52頭が確認されていて、住宅街の中に常に6頭から10頭程度がいる状態だという。
専門家は、「海の氷が解けるのが早く、クマが島に取り残された可能性がある」と指摘している。
地元政府は非常事態宣言を出し、警戒を呼び掛けている。